膝の痛み

 膝の痛みで病院を受診致しますと、医師は問診、触診、視診(レントゲン、必要な場合MRIなど)により異常な箇所を見つけ出し病名をつけます。西洋医学では、これら目で見てとれる変化すなわち『器質的変化』で病名が付けられることが多いようです。

 変形性膝関節症という言葉を聞いたことがあると思います。

これは文字通り膝関節が変形して器質的変化を来している状態で、一旦変形した骨は元には戻らないので治らないという事になります。

では、治療は無いの?

 

 

 

変形を治したくて病院に行くのか、痛みをとりたくて病院に行くのか? 

 

変形を治したくて病院に行く場合、

          無駄です。治療法は無いのですから。

痛みをとりたくて病院に行く場合、 

        変形=痛み なら治療法は無いという事になります。

 

実際の所はと言いますと、医師は保存療法として薬物療法、理学療法(物理療法、運動療法、動作訓練)、観血療法として様々な様式の手術を行います。

観血療法とは器質的変化に対し手を加える手術の事。

保存療法とは今ある状況の中で最大限良い状態をつくりだす事。

今回は、この保存療法の中でも理学療法を取り上げて見ていこうと思います。

 

外科的に手を加える事なく、最大限良い状態を作り出す事。