腰痛症

近年、体幹機能の重要性が取り上げられてきております。
今から十数年前、某有名高校サッカー部の生徒のトレーニング指導の際、どのような腹筋指導を行うか迷った時期がありました。
と言うのも、ある有名トレーナーの書かれた書籍が話題になっていたからです。

『腹筋トレーニングは要らない!』

そんなバカなことは無いのですが、当時腹直筋・腹斜筋等と言った身体の表面近くの筋肉ばかり鍛えていた現状に警鐘を鳴らす意味があったと思います。
確かに極端ではありますが、これらの単独の強化は重心を低くし、肩甲骨周りの柔軟性低下と同時に全体的な硬さを生む方向に働くのも事実。

現在では、一般高校や中学校まで、コアトレーニングとして機能性を重視したインナーマッスルを強化してきてます。
時代は変わってきていますね。


話は変わりますが腰痛症。
原因は様々ですが、ベースにこの体幹機能の低下が存在するようです。
この機能性の低下を、私共は丁寧に階段を昇るように 一段一段高めていき、最終的にはセルフコントロール出来る所まで目指します。
この階段は、高すぎると登れません。

ご注意を!